コンセプト

「声」の仕事は「人」を知ること。

ナーブスのコンセプトは、ナレーターと収録ブースを同時にコーディネートすること。声の仕事をする「場」(収録ブース)を複数提供することで、お客様にご依頼いただく機会を増やし、声の仕事をする方々の「仕事をするフィールド」を創っていくことが我々ナーブスのミッションです。

「声」の仕事をしている人にインタビューをしていて感じることがあります。それはインタビューしていて非常に「心地よい良い気分」にさせてくれる方が多いということです。

プロとして人前で「声」の仕事をする人は、ポジティブで向上心の強い方が多いように感じます。きっと、そのような方は、ポジティブな言葉を“意識して”使うことで、「自分自身も前向きな気持ちになれること」、また「相手を心地よくさせたり、モティベーションを上げたりすることができる」ということを自覚しておられるのでしょう。

これは普段から、「声」や「言葉」に興味をもって、“意識的に”生きているからに他なりません。「声」や「言葉」を仕事にしている人は、いろいろな人の立場(目線)に立ってコミュニケーションをとる必要があるので、仕事でもプライベートでも、たくさんのことを吸収したいという意欲がとても旺盛。

例えば、自分にとって決してよくない状況であっても、「こんな状況に陥っている人の気持ちが理解できるようになるチャンスかも!」と前向きに考えて、自分の肥やしにしてしまうような…。

正しく分かりやすく伝えるだけでいい?

「声の仕事」というと、どうしても発声や滑舌など、表現に関するテクニックに注目しがちです。もちろん「声」を仕事にする以上、プロとしてボイストレーニングを積むことは必要不可欠ではあります。

では、トレーニングされた声のスキルを駆使して理路整然と正しく原稿の内容を伝えればそれでよいのでしょうか?

人は感情の生き物です。

もし、人間の言葉を正確に発音・発声するロボットがいたらどうでしょう。

そのロボットは事実を伝えることはできても、聞いている人の感情を揺さぶることはできません。なぜならロボットには「感情」がないからです。

人はこんな感じでコミュニケーションを繰り返します。

コミュニケーションとは

つまり、メッセージを正確に相手に伝える+相手の感情を揺さぶるには、自分の「感情」が必要なのです。

理想の「伝える」ってなんだろう?

伝えるべき内容(事実・出来事)は何なのか?

そして、それをどのような感情(気持ち・感覚)で伝えるべきなのか?

声の仕事をするプロであれば、「原稿の内容」はもちろん「語間からくみ取れる感情」も同時に相手に伝えたいものです。この「語間からくみ取れる感情」は、声のプロフェッショナルが得意とする、いろいろな人の立場(目線)で考えることからしか生まれません。つまり「人」を知ることが非常に大切なのです。

「人」を知ろうと“意識した”一瞬一瞬の積み重ねにより、新たな自分の側面を発見したり、相手を理解し、臨機応変に受け入れていく柔軟な「懐の広さ」が自然と身についてくるのです。

考えてみれば、「声」の仕事をしている人は、この柔軟な「懐の広さ」がゆえに、相手にとっても魅力のある人間に映り、相手を心地よい気分にさせているのかもしれません。

様々なジャンルの声の仕事がある中で、お客様の要望も多岐に及んでいます。ほとんどの現場では、その仕事のワークフローやスケジュールに応じた個別対応を求められます。

ただ制作予算の関係から、単純に「早い、安い、それなりに上手い」を求める仕事が増えてきているのも事実です。

そのような中、長きに渡って声のお仕事をしていく為には、やはり「自分にしかできない何か」が必要になります。お客様が求めているのは、うまく原稿が読めるナレーターだけではなく、さまざまな人生経験を積むことによって身につくヒューマンスキルを加味した「人として魅力ある声のプロフェッショナル」なのです。

私たちナーブスは、様々なお仕事を通じて、「人として魅力のある声のプロフェッショナル」が長きにわたって活躍していけるフィールドを創っていくことを目指しています。

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